神戸に60歳以上専門のシニアゲーマーのeスポーツ施設が誕生します。
2020年の7月にISRパーソネル(兵庫県神戸市)が「ISR e-Sports」を開設。
ここでは60歳以上専門にeスポーツを教えるようです。
ISRパーソネルでは人材派遣業を手掛けており高齢者施設などへのeスポーツ人材の派遣を予定しているとのことです。
シニアゲーマーは増えているのですが、ここまでシニアのeスポーツに特化した施設やビジョンをもつ企業は珍しく今後の展開が注目されます。
このページではシニアゲーマーについて掘り下げて考えてみます。
Contents
シニアゲーマーが増えるメリットについて
ここではシニアゲーマーが増えることや高齢者がゲームを楽しむメリットについて考えてみました。
そもそもゲームってすごく楽しいですよね。
こういった楽しさって決して若者だけが感じる特有のものではないと思います。
ただゲームのやり方をしらないとか教えてくれる人がいないだけで、それさえ解決できればどんな年齢の人であろうと若者と同じように誰でも気軽にゲームは楽しめるものだと思います。
そういった意味では同社の試みはとても斬新ですし興味深いですよね。
では具体的なメリットについて考えてみました。
シニアゲーマーが増えるメリット①ボケ防止になる
シニアゲーマーが増えるメリットとしてゲームがボケ防止になるということです。
ボケというのは頭を使うことがなく同じことの繰り返しで刺激がないことで加速すると言われています。
ゲームは頭をつかったりドキドキしますのでボケ防止にはもってこいですよね。
もちろんどういったゲームを選ぶかということは大事だと思うのですが、少なくともボーとTVを見ているよりはゲームをしていたほうが考えることもあると思いますので
シニアゲーマーが増えることでボケ防止にはなるのではないでしょうか。
シニアゲーマーが増えるメリット②友人の輪が広がる可能性も
シニアゲーマーが増えることで友人の輪が広がる可能性があるということです。
老後の向き合うべき課題として孤独というのは避けて通れません。
孤独が気持ちのメリハリを失わせるということもあり、楽しく生きるためには友人や知人に
囲まれているという事は大事な要素であることは間違いありません。
シニアゲーマーが増えることでそれをきっかけに共通の趣味をもつ友人や知人の輪が広がる可能性が高いですよね。特に「ISR e-Sports」社が考えているように老齢者施設などにおいてゲームがシニア同士の交流のきっかけになれば素晴らしいことなのではないでしょうか。
シニアゲーマーが増えるメリット③老後の楽しみとして
老後の暇すぎるというのは多くの高齢者が抱える悩みです。
打ち込める趣味がある人はいいのですが、そうでないシニアのほうが圧倒的に多いでしょう。
シニアゲーマーが増えるメリットとしてゲームが趣味になり、充実した時間を送れるということがあげられるのではないでしょうか。
特に孫とオンラインゲームで遊んだり、会話の機会が増えたりすることはシニアにとってメリットと感じる人が多いはずです。
シニアゲーマーが増えるデメリットについて
シニアーのゲーマーが増えることのメリットについて説明させていただきました。
ところがメリットばかりではありません。
今後シニアゲーマーが増えるにあたって普及を促すだけでなくデメリットも理解しその対策を行っていかなくてはならないことは言うまでもありません。
シニアゲーマーが増えるデメリットについて考えてみました。
シニアゲーマーが増えるデメリット①視力の低下
シニアゲーマーが増えるデメリットとして視力の低下があります。
視力は一度失うと基本的な戻ってこない資産です。
また、一度低下すると一気に下がってしまう性質のものですのでケアが必要です。
若者でさえそうなのですからシニア世代にゲーマーが増えてくることを想定すると、非常に深刻な課題ととらえなければいけません。
画面を凝視しないことや休憩を必須にすることなど普及側が徹底して教育したり何らかのルールを設定していくことは必須であると考えます。
シニアゲーマーが増えるデメリット②健康面の懸念・運動不足の加速
シニアゲーマーが増えるデメリットとして健康面の懸念・運動不足の加速があります。
健康面の不安とは脱水症状やてんかん発作などの心配です。
特に体力のないシニア世代は予期せぬトラブルも起きがちなので、何らかの方法で監視したり制限を設ける必要性はありそうです。
また、ゲームを長時間行うことで本来すべき運動ができなかったり外出の機会が減ってしまう恐れがあります。
生活サイクルの乱れも懸念されますので、そのあたりは大きな課題になってくるはずです。
シニアゲーマーが増えるデメリット③課金による経済的な影響
シニアゲーマーが増えるデメリットとして課金による経済的な影響があります。
e-SPORTや無料で楽しめるゲームであれ心配ありません。
ただし高齢者へのゲームの普及によりスマホ課金や、高齢者をターゲットとした課金ゲームが増える可能性を考えると非常に恐ろしいです。
課金はいわば中毒のようなものです。
一度ハマると抜けることが難しい性質をもっています。
年金暮らしのシニア世代がこういった沼にはまることがないように対策するのは普及側の喫緊の課題と言えるでしょう。
シニアゲーマーが増えるデメリット④ハマりすぎることで人生のバランスを崩す
上述した内容にも類似しておりますが、シニアゲーマーが増えるデメリットとしてハマりすぎることで人生のバランスを崩す可能性があるということです。
例えば社会人であればゲームにハマったとしても日中は働いていますし、適切な範囲でゲームを楽しまざるを得ないです。
ただし時間が無限にあるシニア世代がハマると人生のバランスを崩す可能性があるということです。
このあたりはバランスなので善し悪しを一概に判断できない面はありますが、シニア世代のゲーム廃人を生み出すことだけは避けなくてはいけません。
まとめ:ゲーマーの高齢化の流れはとまらない?
シニアゲーマーが増えることは今後間違いありません。
それはゲームが実は若者だけでなくシニアでも充分楽しめるものだということに時代が気がついてきたからです。
考えてみるとPCだって昔は一部のオタクだけのものでした。
しかし今はどんな家庭でも一台ありますし全く使えない高齢者のほうが珍しいかもしれません。
そういったことからもゲームの高齢化の流れはとまらないでしょう。
今後も「ISR e-Sports」のような施設な似たようなビジネスモデルは多く展開されていくことは間違いありません。
ただし本文でも記したようにシニアゲーマーが増えることはメリットもありますがデメリットも決して少なくありません。
高齢者にゲームが広がる前からデメリットをしっかり理解し対策を打つということはもはや政治的な課題や問題になるほど重要なテーマになってくるはずです。