このページでは客先常駐の面談後に辞退はできるのか?について説明させていただきます。
・客先常駐の面談後に断れないと言われた
・面談で話を聞いて行きたくない場合は辞退できるのか
・面談後に辞退するとペナルティーがあるのか
・もし辞退した場合、どのようなリスクがあるのか
など客先常駐SEであればしっておきたい情報を詳しくまとめましたので参考にしてみてください。

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面談後の辞退できるかはめちゃくちゃ悩む人が多い問題
客先常駐SEが面談後に辞退したり断ったりできるかは悩む人がめちゃくちゃ多い問題です。
実際に断れないことが直接的もしくは間接的な理由で退職に繋がるケースも少なくありません。
本来であれば断ることはOKのはずなのだが・・・
正社員であれ派遣社員であれ、基本的には面談後に案件を断ることは自由のはずです。
もちろん会社とどういった契約を結んでいるかにもよりますが、社員が嫌がっている現場に無理やり行かせるというのはコンプライアンス的にNGであるはずです。
ところが、ほとんどのSES企業では会社の都合で現場が決定され、辞退したり断ることは許されない雰囲気になっているです。
実際のところは会社の都合で配属される
具体的には営業が説得してきたり、給料に影響するなどといって脅してくる場合などもあります。
あまり強く断ると営業との人間関係も悪くなりますし、特に入社して間もない社員ですとよほどメンタルが強くない限り断ることは難しいでしょう。
また、試用期間の場合案件辞退を理由に正社員化しないなどということもあります。
このようにエンジニアは圧倒的に立場的に弱いです。
そんため、会社の圧力に屈して本意でない現場にイヤイヤ派遣されるというケースが非常に多いのです。
客先常駐SEが面談後の辞退ができないのは何故!?
客先常駐SEが面談後に辞退したり断ることが難しい点についてはご理解いただけたと思います。
では、辞退することが難しい理由は一体何なのでしょうか。
これは客先常駐やIT業界の構造が影響しておりますが、知っておきたい知識ではありますので一つ一つ説明していきます。
早く現場を決めたいという会社の都合
SES企業や派遣会社はエンジニアの現場を決めてお客様からお金をもらって初めて利益が成立します。
つまり現場が決まらないエンジニアは一銭も生み出しませんので、一日も早く現場を決めたいのです。
これが辞退させたくない理由です。
「なあんだ」と思われるかもしれませんが、未経験や若手エンジニアを多数抱える企業は待機エンジニアが増えると会社の経営を揺るがしかねません。
そのため必死になって早く現場にブチ込みたいので辞退を許したくないということです。
お客さんとの関係性
断るとお客さんとの関係性が悪化するというのも理由の一つです。
営業がお客さんに謝ったり、場合によっては今後の取引に影響する場合もあるのです。
しかしそれはエンジニアにとっては無関係なところです。
会社の都合によって泣く泣く嫌な現場に飛ばされることも我慢しなくてはいけないのが、客先常駐SEの辛いところです。
営業コスト
面談後に断ったり自体出来ない理由に、面談設定してオファーをもらうまでに営業コストがかかっているという理由もあります。
簡単に組まれているように思えますが、営業は何件も提案してようやく面談までこぎつけているケースも多いです。
その中でオファーをもらうのは3~4割程度ですから、そこそこの時間やお金を投資しております。
それをあっさり辞退されるときつい、という営業側の事情もあるのです。
【恐怖】面談後に辞退するとどうなるの?
客先常駐SEが面談後に辞退するとどうなるのでしょうか?
結論から言うとエンジニアにとってあまりいい結果になりません。
どのようになるか具体例をお伝えしますので参考にしてみてください。
正社員化に影響がある
客先常駐先SEが面談後辞退すると正社員化に影響があります。
試用期間であれば切られる可能性が高くなります。
派遣会社にとって最も都合のいいのは文句を言わず派遣先に出向してトラブルを起こさない人材です。
現場に入る前からグダグダいうようなエンジニアを正社員化することはリスクが高いため、試用期間中に切るという判断になります。
評価やボーナス、出世に影響がある
客先常駐先SEが面談後辞退すると評価やボーナス、出世に影響があります。
これは当然で、会社はコストをかけて面談を組んでいるのに個人的なワガママでそれをチャラにするわけですから、
「手のかかるエンジニア」扱いされる訳です。
会社への貢献度が低いエンジニアは当然評価が低くなり、もともと低い客先常駐SEの給料がさらに削られてしまうといった悲惨な自体になるのです。
会社にいずらくなる
客先常駐先SEが面談後辞退すると会社にいずらくなります。
それは営業との関係が悪化して営業・会社VSエンジニア(あなた)みたいな構図ができやすくなってしまうからです。
一度ワガママの烙印を押されてしまうと現場で何かあったときに営業が手助けしてくれません。
元々孤独な客先常駐SEがさらに自社でも居場所をなくして精神的に追い詰められ会社にいずらくなってしまうのです。
結論:エンジニアは使い捨てで会社の都合が優先される
客先常駐SEは面談後辞退して断ることができるのか?というテーマでお話させていただきました。
結論は、断る事自体はできるかもしれないがリスクが大きいということになります。
また、客先常駐はビジネスの構造上派遣先は基本的にスキルがみにつかないクソ現場ばかりです。
つまり会社の指定された現場にいっても、辞退してもどちらもリスクだらけというのが現実です。
そしてそのようにして10年くらい経過すると会社から突然クビ宣告されて使い捨てにされてしまうのです。
この事実を知っていくといいでしょう。