エンジニア転職

若手エンジニアが今の環境に不満をもつ瞬間5選!経験3年以降は転職のチャンス

若手エンジニアが今の環境に不満をもつ瞬間5選!
「今の職場環境に不満…」

期待を持ってエンジニアになったものの、今の環境に不満を持つ若手エンジニアもいるのではないでしょうか。

この記事では、若手エンジニアが今の職場に不満をもつ瞬間5つと、エンジニア歴3年目は転職に有利な理由を解説します。

転職に失敗しないコツも紹介しているので、今の環境から抜け出す選択肢のひとつとして参考にしてみてください。

若手エンジニアが今の環境に不満を持つ瞬間5選

「技術をいかす仕事がしたい。」
「世の中の役に立つサービスを作りたい。」

夢を持ってエンジニアになった一方、現実は違ったと感じる人も…。

若手エンジニアが今の環境に不満を持つのは、以下のようなときが多いようです。

  1. 仕事内容と給料が見合っていない
  2. 残業が多い
  3. 頑張っているのに評価されない
  4. やりがいを感じられない
  5. スキルアップができない

仕事内容と給料が見合っていない

エンジニアの年収は日本の平均年収より高い傾向があります。

2018年の国税庁の調査によると、日本の平均年収は441万円なのに対し、エンジニアの平均年収は498万円だそうです。

では、なぜ給料が低いと感じるのでしょうか?

給料が低いと感じてしまう主な理由は以下の3つです。

  • 労働時間が長い
  • 責任が重い
  • スキルよりも年齢序列で給料が決まる
  • 他社エンジニアと比較して低く感じる

いくら平均より年収が高くても、仕事量または成果に対してが給料に見合っていないのであれば、モチベーションが低くなり不満を持つのも納得できます。

また、日本の場合、年齢序列(年功序列)が未だに色濃く残っており、会社が大きいほど、古いほどその傾向が見られます。もし転職をお考えの場合、その点も含めて情報収集するとよいでしょう。

「他社エンジニアと比較して低く感じる」というのは、よくあるお話しで、特にSES(客先常駐)の場合、他社エンジニアと関わることが多いので他社エンジニアの待遇が自信より良ければ、一緒に働いていると「うちって給料低いんだな…」となるのは自然のことかもしれません。

残業が多い

エンジニアの中には、残業が多くてつらいと感じている人も少なくないのではないでしょうか。

Tech総研のアンケートによると、エンジニアの約3割が21時以降に退社しているそうです。

残業が多い理由は、主に4つあります。

  • 納期に間に合わない
  • 急な仕様変更の対応
  • 振られている仕事量が多い(業務の幅が広い)
  • 人材不足

適切なスケジュールで自身の進捗が遅れての残業や納期間近で稼働が上がることは仕方ないのですが、残業が恒常的に当たり前のように行われるとさすがに不満もたまりますね。

また、お客様の要望を何でも受け入れる営業担当だったり、リーダーとしての素養に問題があったりすると、負担がかかってくるのはメンバーです。
営業が現場のことをあまり考えず、そもそものスケジュールに無理がある状態で仕事が振られるなど、残業しないと到底間に合わない状況であれば会社に問題があると言わざるを得ません。
優秀な営業担当やリーダーであることが理想ですが、現実はそうでない場合が多いかもしれません。

頑張っているのに評価されない

頑張っているのに評価されないエンジニアは多い
エンジニアとしてプロジェクトに貢献しており、技術もそこそこあるが評価されない。
頑張っているにもかかわらず、評価が反映されないとつらいですよね。

評価されてないと感じる場合、どこに問題があるか考える必要があります。
その問題とは、「自分自身の問題」なのか「会社の問題」なのかです。

自分自身の問題

  • 技術以外の部分(上司への報連相やコミュニケーションなど)が足りてない。
  • アピールが出来ていない
  • 頑張ることが評価に繋がると思っている
  • そもそも自己評価が甘い

評価が不当だと言う前に、まずは客観的に自己評価しましょう。
大事なのはあなたに対して「何が求められているか」です。

会社や上司が求めていることを何なのかを知らなければ、会社や上司の評価と自己評価で食い違いが発生していれば評価されるはずがありません。

「頑張る」ということは給料をもらっている以上、「頑張る」は当たり前です。
もしあなたが事業主で給料を払う立場だとしたらどうでしょうか。
「頑張って当然」という意識になるはずです。

事業主にとって評価が上がるということは、「+α」を出してくれて初めて評価が上がります。
その「+α」というのが、あなたに対して求めていることです。

その求めていることが、何らかの結果(成果)かもしれませんし、後輩の教育、お客様との折衝、コミュニケーションなのかもしれません。

あなたに対して求めていることを把握して、誠実に取り組むことをやってみましょう。

会社や上司の問題

  • 上司が技術を評価できる知識を持っていない
  • 上司があなたの成果を知らない
  • 上司との人間関係
  • 評価基準がコミュニケーションなど技術以外の部分を評価対象にしている
  • 事業が傾いている

上司や人事が評価できる知識を持っていない場合、どのぐらいの評価に値するか判断がつかず評価に影響されない場合もあります。
また、あなたの成果自体が知られていなければ評価されることもありません。

対策としては、アピールするしかありません。
上司もあなたの行動を逐一見ているわけではありません。また、評価だけのために仕事をしているわけでもないと思います。
あなたの技術がどれだけプロジェクトのためになっているのか、この技術があるからこそプロジェクトがスムーズに進んでいるなど、日々、小さいことでもコミュニケーションを取りながら成果をアピールするとよいでしょう。

評価する上司も人間です。

本来あってはならないが、好き嫌いが多少影響することも考えられます。
人間関係が悪いよりは良い方がメリットはあるに決まってますので、よりよい人間関係を構築していくのが無難です。

やりがいを感じられない

エンジニアの評価や待遇面での不満蓄積
エンジニアにやりがいを感じている人がいる反面、やりがいを感じられない人も少なくありません。
やりがいを感じられない理由として、以下のようなことがあります。

  • 求めている技術ではない
  • 希望してない業務をやっている
  • 仕事がマンネリ化している
  • まわりのレベルに追いつけない
  • 給与や福利厚生などの待遇に不満
  • 職場環境が悪い
  • 生理的に合わない人が近くにいる

好きな技術の業務ではない、新しい技術をさわってみたいけどチャンスがない、ずっと同じ仕事で技術力が上がらないといった不満はエンジニアあるあるです。

技術を求めるのはエンジニアとして当たり前のことで、技術を上げていかないと淘汰されるのが現実です。
エンジニアのとして技術を上げていけない環境であるならば、エンジニアとして成長できず致命的です。

今やっている技術でやりがいを感じないのであれば、別の環境を探すという「転職」も視野に入れて真剣に考えましょう。

「まわりのレベルに追いつけない」のは自分自身の未熟さのものなので、ついていけるように頑張るしかありません。それがエンジニアなので。

「給与や福利厚生などの待遇に不満」の場合は、給与や福利厚生の待遇を変えるのは難しいのですが、一番即効性があるのは「退職を匂わせ給与を上げてもらうよう直訴する」ことでしょうか。

エンジニア業界はどこも人手不足になっているので辞められるよりは給料を上げてもらえる可能性は大です。大きい企業ほど難しいですが、中小企業であれば直訴してみるのもアリです。

スキルアップができない

「もっとスキルアップしたい!」と思っても、職場環境の問題で理想のキャリアを作りにくいパターンもあります。

エンジニアとして採用されたのに、運用保守やテスト作業ばかりさせられる

採用時の内容と違う業務をさせられるのは納得いかないですよね。
この状態が続くと、このままでは成長できないと感じる人も多いようです。

実はエンジニア歴3年以降は転職に有利!?

今の環境に不満を持っていても、状況を変えるのはなかなか難しい…。
職場環境が良くなるのを待つのもいいですが、転職を視野にいれるという選択肢もあります。

実際、エンジニア歴3年目で転職を考える人は多いようです。

そして、エンジニア歴3年以降は転職が有利に働く理由があります。

  • 業務を一通り経験している
  • 即戦力の技術スキルが身についている
  • 即退職のイメージを拭いやすい

一般的に「転職の回数多い=マイナスの印象」ですが、エンジニア業界では転職が活発に行われているので、あまりマイナスにはなりません。
ただし、短期間での転職が多いと、企業側も「何か問題があるんじゃないか」と警戒するので出来るだけ1年以上は勤務しておくべきかとは思います。

なぜプラスに働くのか理由を見ていきましょう。

業務を一通り経験している

3年間同じ会社でエンジニアを経験していれば、一通り業務を経験しているはずです。

特に不満が無ければ、引き続き同じ会社で勤務することをお勧めしますが、
ひとつの会社で経験できることや学べるスキルが少なくなってきてエンジニアとして成長できないと感じた場合は、転職も視野に入れエンジニアとしてのキャリアパスを考えることをお勧めします。

転職をきっかけに新しいスキルを身につけ、自分の価値を上げていけば、年収アップも期待できますよ。

即退職のイメージを拭いやすい

たとえば、あなたが同じ能力の人を採用する場合、どちらの方が長く勤務してくれそうな気がしますか?
・半年で退職
・1年で退職
・3年で退職

なんとなく、3年で退職の人の方が長く勤務してくれそうなイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。

世間的に「とりあえず3年は働こう」といわれていることもあり、半年や1年、3年では全く異なる印象になります。

半年で辞めた方には「入社してもすぐ辞めてしまうのでは…?」と思うのも自然のことで、勤務歴が長ければ長いほど有利に働きます。

エンジニアが転職に失敗しないコツ

転職するまえに同僚や友人に相談
せっかく転職するのであれば、理想の会社に転職したいですよね。
そこで、転職に失敗しないコツを3つ紹介します。

  • 転職経験者の話を聞く
  • なんとなくの転職はしない
  • 転職エージェントを活用

転職経験者の話を聞く

はじめての転職であれば、わからないことや不安なことが出てきますよね。
可能であれば、転職経験者の話を聞いてみましょう。

成功はもちろん失敗談など、転職が失敗しないよう色々なことを情報収集しましょう。
もし相談できる転職経験者がいない場合は、ネット(SNS、ブログ、ヤフー知恵袋)で経験者の声を聞くのもいいかと思います。

なんとなくの転職はしない

「なかなか内定が出なくて疲れてきた。もう内定もらえるならどこでもいいや。」と、もし転職先がなかな決まらなかったとしても、焦るのは禁物です。

適当に入社した結果、ブラック企業だったなんてことも…。
すぐに辞めると履歴書に傷がつき先の転職活動に支障が出る可能性もあり、地獄の日々をおくる最悪のパターンにだけはならないように気をつけましょう。

転職エージェントを活用

転職の際に、転職サイトと転職サイトエージェントで迷う人もいるかもしれませんが、転職エージェントの方がおすすめです。

転職エージェントの特徴は以下の通り。

  • 希望の条件や悩みを相談できる
  • 非公開の求人を紹介してもらえる
  • 履歴書の添削や面接対策を受けれる
  • 企業の内部情報を教えてもらえる
  • 採用までのスケジュール調整をしてもらえる

これらを自分ひとりでやろうと思うとゲンナリしませんか?
転職エージェントであれば、これらの悩みをサポートしてくれます。

「面接がうまくいかなくて、転職エージェントに相談し準備したら、すんなり内定がもらえた」なんてこともあるようですよ。

転職したい理由を整理して、情報収集に時間をかけよう

転職サイトやエージェントなど情報収集に努める
どんな仕事がしたいのか、エンジニアとしてどういう技術を極めていきたいのか、どういう職場環境がいいのか、外せない福利厚生はあるのか、どういうキャリアステップしていきたいのかという転職するためにしっかりと整理しましょう。

転職先に求めることを整理し、優先順位を決めると、どういう会社だと心地よく働けて活躍できるのかが見えてきます。

おすすめの転職エージェント『レバテックキャリア』

レバテックキャリアは、“ITエンジニアが利用したい転職エージェントNo.1”
高い専門性を持つアドバイザーがキャリアの選択肢を洗い出し、5000件以上のハイクラス求人の中からご登録者のパーソナリティや志向性に沿って理想の求人をご提案してくれるでしょう。

まずは登録だけでもどうでしょうか。

比較と情報収集は入念に

転職先をいきなり1社に絞らず、必ず何社か比較しましょう。
そして、仕事内容や待遇だけでなく、会社の雰囲気をホームページやブログなどでチェックし、社長メッセージがあれば必ず読んでください。

社長メッセージからは企業としての姿勢(方針など)を読み取れることができます。対お客様への姿勢、対社員への姿勢がわかれば、自分がその会社に合うかどうか判断材料になります。

転職に失敗しないために自己分析や情報収集は納得いくまでしましょう!

まとめ

この記事では、若手エンジニアが今の職場に不満をもつ瞬間5つと、エンジニア歴3年以降は転職に有利な理由を解説しました。

最後に重要なポイントをおさらいしておきましょう。

  • 待遇や環境で不満があり改善されないのであれば転職を視野に入れる
  • エンジニア歴3年以降は転職に有利
  • 転職エージェントを活用すれば、転職活動の助けになりやすい

職場環境が変わるのを待つより、勤務先を変える方が近道なこともあります。

今の環境に不満をもっているのであれば、転職をひとつの選択肢として頭のすみにいれておくだけでも気持ちに余裕がでますよ。

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